047 私と遺体の防腐処置 side 即身仏
- 2019.09.08
- 葬儀屋
フラクタルのオカルト担当、のぞみです。
(オカルトの正しい意味は自分で調べてね)
(怪奇現象っていう意味ではないからね)
さて突然ですが、即身仏って知ってる?
こんなこと言うと石とか投げられる可能性なきにしもあらずなんですけど、超ざっくり言うとミイラ。東北のほうにいっぱいいるミイラ。山形にたくさんいる印象ですね。
どうも自分でもなぜだか理由はわかんないんですけど、即身仏やエジプトのミイラ、大好き。
初めて上野の国立科学博物館に行ったとき、恐竜の骨とミイラ見れると思ってめっちゃテンション上がった小学4年生。正直パンダよりミイラ。
で、はなしは即身仏のほうに移っていきますね!別にグロテスクなことは話さない!つもり!
即身仏は誰のミイラかというと、偉いお坊さんのミイラです。
そもそもブッタ=お釈迦さまも断食をして(……そして挫折して)(ナイススジャータ!)、肉体の力を弱めることで精神性を高める修行を、まぁなんなら今もここまでハードではないものの形を変えて行われているわけですけど。
即身仏というのは、生きながら読経・瞑想を続けて仏になる修行。仏になる……もっと言っちゃうと、永遠を手に入れる、みたいな修行らしいですよ。
①断食。食べて良いのは木の実。
②穴を掘って読経。空気穴はある。
③漆を飲むこともある。
④鐘を鳴らしながら読経。
⑤鐘の音がしなくなったら入定した(亡くなった)と考えて空気穴を塞ぐ。
⑥千日くらい待つ。
すると即身仏の出来上がり。
しかし主題はそれ自体のHOW TO MAKEじゃなくて信仰心だとかの目に見えない部分なんですけど、今回は防腐処置がメインのつもりなのでなんとそれも置いておきます。
ちなみにエジプトでミイラを作るのは、また再び同じ身体に蘇るためになるべくキレイな状態で保存をしておくことが目的。土地は乾燥してる、ミイラ作成のために特別な処置を施すエジプトではたぶん(日本より)ミイラは作り易かったのではないかと考えます。胸腹部の臓器は心臓以外取り出す、脳は鼻から鉤棒みたいなのでほじくりだす、防腐処置のためにシナモンとかのハーブを使うそうです。
心臓を残すっていうのも興味深いですよね。ハートは身体に残すんです。
日本は比較的高温多湿だし(だから主に東北で現存してるのかな?寒いし)、ミイラ作りには適さない土地だと思うんですよね。
だから木の実を食べるし(=ローカーボで良質な脂質、体脂肪を燃やしやすくする)、漆を飲む(=細菌の繁殖を予防する。漆器と原理は同じかな ) ようですね。よく出来てるなー、って感心してしまう。
現在日本では基本的に火葬(記憶が正しければ土葬は法的に禁止ではなかったはず。一部地域除く)をして埋葬をするから、そもそもご遺体はカタチとして残らないですよね。流石に即身仏レベルまで行くと原型は留めてないわけですけど(ほぼ骸骨ですので……)、そこにいる。そこにいるためにはカタチが必要なのかなぁ。とか思ったり。
さてここまで書いて、実はside エンバーミングに続く予定。
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