訪問看護

様々な葛藤

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どうも、フラクタルのまだ秋を受け入れられない人担当、さとみです。食欲の秋で食欲が大暴走してます。

さてさて、今日は真面目に語りますよ。皆さんも色んな葛藤を抱えながら日々、仕事をしているかと思いますが、今日は、自分の中の葛藤について。

ー・ー・ー・ー・ー・ー

「結局、ショートステイじゃなくて、短期入所にしたんだけどね。それがちょっと罪悪感なんだよね。」そんなことを利用者様のご家族様から言われたことがある。利用者様は何があっても最期まで家ですごしたいという思いの強い、とても品のある女性。年齢を考えると、かなり元気な方だ。入浴が大好きで、看護師介助での入浴を続けていた。ご家族様の介護疲労もあり、いつもはショートステイを利用していたが、その時から短期入所の利用となったことから最初の発言がみられた。

同じような家族の葛藤を病院時代に経験した。癌の終末期の患者様で、DNARのICを医師から受けた後の家族の一言。「分かってはいるけど、大切な人の命の終わりを自分が決定するのは、凄く荷が重いし、辛い。」そう言って、泣き崩れた。当時1年目だったけど、そういう現場に慣れつつある自分もいて、【命の終わりを選択する】という考え方にハッとさせられた。確かに、私たちからしてみたら、治療を続けても苦しめるということが分かるが、家族からしてみたら、どうしていいのか分からないだろうし、そう感じても無理はないのだろう。

もちろん、葛藤は看護師であるわたし自身にもある。日々、選択肢を与える、また選択をする機会がとても多い。常に「これでよかったのかな?」「もっと他の関わりがあったかな?」と考える。その日をその日のうちに振り返ることは、新人時代から欠かさずやってる。それは利用者だけではなく、スタッフはもちろん、家族や友人など身の回りの人に対しても同じ。自分もまだまだ未熟なので、日々、反省しても課題は多く残る。

先ほどのDNARの話に戻るが、祖母がもういよいよだっていう時に、点滴を減らしたという話を担当看護師から聞いた。INを減らすと、少しだけお迎えが早くなりやすいのは知っている。だけど、これ以上苦しめることはない、というのも知っている。頭では理解していたし、そう選択してくれた医師に感謝した。最期まで点滴をして、浮腫だらけになって亡くなった方や、腕が点滴の跡だらけになって亡くなった方をたくさん見てきたからだ。

だけど、やっぱりお迎えの時が来た時。頑張って呼吸していた祖母の呼吸が止まっている時。体温を感じられなくなった時。やっぱり、言葉で表現できないほど、凄く凄く辛く寂しかった。胸が張り裂けそうで、涙がとめどなく流れた。その時、「もう少しだけ、体温を感じたかったな。」と思った。分かっていても、少しだけ長生きしてほしい、という家族の気持ちも分かった。数分、数時間でも大切な時間なんです。

ICUで働いていたとき、医師の葛藤についても聞いたことがある。DNARのICのタイミングをよく悩んでいたその医師は、「医者である自分しか治療はできないのに、その選択を諦めるのは、その人とその家族を見捨てるような気持ちになることがある。」と。癌の末期が多かった消化器の現場よりも、突然のお別れが多かったICUで、自分自身葛藤を抱えながら働いていたので、治療方針を決定しながら関わる医師はもっと重く、深い、色んな葛藤を抱えてるんだろう。

それぞれが、それぞれの立場からの葛藤を抱えながら、日々、生命と向き合っている。その選択や提案、関わりが正解だったか不正解だったかは誰にも分からない。今後も葛藤し続けると思う。だからこそ、当事者も家族も他職種も巻き込み、一緒に悩み、一緒に解決していけるように関わっていきたいものです。

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