訪問看護

生きがいってなんだろう

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どうも、フラクタルのたまには真面目に語る人担当、さとみです。今日は、訪問でよく(?)耳にするあの台詞について。
「生きていても、おもしろいことがないんだよね。早くお迎えが来ないかな。」
訪問看護に携わる人は、この発言を聞いたことのある人も多いのではないかと思う。私自身、訪問看護師として働き始めてから早くも丸2年が経過したが、何度もこの発言をする人に出会った。
 
病院で療養中の患者様と在宅で療養中の利用者様。表情の違いは明らかだ。疾患を抱えながらもいきいきとした表情で自分らしい生活を送る姿に魅了され、私もこの分野での仕事を続けている。独居で生活のできるADL、家族や周囲のサポート、福祉用具を導入するだけの部屋のスペースや経済力。まだまだ色々な条件が必要な在宅療養生活において、在宅で生活できる環境がどれだけ幸せなことかをどうしても病院と比較してしまう自分もいて、その発言をされるたびにとても悲しい気持ちになる。
 
確かに、訪問していると、ずっと家でテレビやラジオを聞いて、ただただ時間がすぎるのを待っている人も珍しくない。それが趣味なら良いのだが、特に楽しくはないしする事がないから仕方ない、と話す人が本当に多く感じる。知人の医師からは、外来で不眠を訴える患者の中には、することがないからと17時に就寝して、深夜に目覚めるといった人も多いようだ。彼らにとって24時間はとても長く感じるらしい。
 
確かに世代背景を考えてみても、生きるのに必死だった世代だ。自分の為に生きた人は少ないように思う。楽しむことを知らないか、あるいは楽しむことが出来ない身体状況なのか。いずれにせよ、じゃあせめて、そういう方々には「訪問看護の時間を楽しみの1つに出来るように」なれば、といつも思う。彼らからしてみたら孫世代の私。自分は孫いないから気持ちが分からないけど、噂によると孫ってとてもかわいく、元気の出る存在らしい。確かに、ちょっと違う刺激があって、ちょっとでも楽しめたら、自然ともやもやした気持ちも吹き飛ぶし、意欲が出ることもありますよね。だったら、自分が孫(仮)のような存在になれば、彼らの生活も少しは変わるかもしれない。
 
もちろん本当の家族にはなれないし、距離感はとても大事。依存関係が出来てもよくない。だから、自分が中心となって、「楽しみ」や「生きがい」を“増やす”お手伝いをすることが出来たら、彼らの生活にも彩がうまれるんじゃないかなぁなんて思います。

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