さて、前置きが長くなってしまいましたが、
そろそろオーストラリアの看護師についてお話していきます。
(2016年の情報と授業で聞いた事なので変更があった場合はすみません。)
看護師の人権
1番の感想は、看護師の人権が保たれている・・・!
こんなに看護師が人間として扱われる場所が今まであったでしょうか。
オーストラリアには、自由に生き生きと働き、キャリアアップも図れる、そんな環境がありました。
看護師の働き方
給与
アルバイト編でも少しお話ししたように、オーストラリアの最低賃金は$17.7です。
病院などによる差はありますが、基本的には、
看護師1年目(研修+実施)は約$27
2年目~約10年目(病棟配属)は$30~40
※法律により週末は1,5倍、祝日は2倍!!
これだけ見ると日本の看護師より少し高いくらい・・・との印象だと思います。
でも、単純に考えて、祝日2倍って。時給8000円前後ですからね。
ちなみに、残業代はでません。
なぜなら残業がほぼないからです。(Time In Rules制度)
アメリカなどの先進国と同じように、残業=上のマネジメント不足と捉えられています。
勤務交代直前の入院や急変などでやむを得ず、残業してしまった場合は、
その時間分、次の日の出勤を遅くする事が出来ます。
勤務体制
基本は1対4の看護。夜勤帯でも7人くらいの受け持ちです。
(日本なんて日勤帯で7人受け持ちは当たり前。夜勤なんて15人以上だぞ…)
ユニット系になると1人~2人の受け持ち。超重症者の場合は1対2(看護師が2名。)
(リーダー業務しながらPCPS+心外オペ直帰とか普通に受け持つぞ…孤独な戦いだぞ…)
これだけでも十分に羨ましい。
例えば、急な看護師の欠員。
日本だったら、その欠員分の受け持ちを他のスタッフに割り振り対応しますよね。
でも、それはオーストラリアだと看護師の人権侵害に当たるそうです。過剰労働による(笑)
なので、それを回避するためにオーストラリアにあるのが「派遣看護師制度」です。
これは、外部の看護師が休みの日を登録しておき、欠員が出た際に出動するものです。
元々のシフトも緩いためアルバイト感覚で登録している看護師も多く、速やかに人員確保が出来るそうです。
なんじゃそりゃあ…。
有給制度/シフト
有給は1年目から6週間ありますよ。勤続年数10年以上で15週間の追加。
何よ、日本の5日間って・・・。しょぼ。
有給の額を半額にすれば有給期間は2倍。最大で42週間です。
産休や育休は最大2年。医師だと7年です。えええええ・・・・。
あ、シフトは、休みの希望制度ではなくて、
自分たちで作ります。笑
3連休など当たり前です。笑
管理側が作ったら看護師達がブチ切れるそうです。笑
キャリアアップ
キャリアアップへの体制も万全です。
一般的には、8年目前後から院に通ったり、他のコースを受講したり、、
スペシャリストとしての資格取得等、キャリアアップを目指します。
もちろんそれに伴い給与はガンガン上がります。
病院に還元するという前提のもとなので、
これらにかかる費用は、病院が負担する事が多いです。
院内や外部の勉強会に関しても仕事(有給)扱いです。
頑張る気にもなれますよね!!
まとめ
退職金制度や家賃補助とかないにせよ、
休みも多いしどんだけ働きやすいんだよ。
QOL確実に上がるでしょう。看護師に人権がある、本気でそう感じました。
でもね、私が思った事。
給与、体制、有給、キャリアサポート、、
これらって本来、当たり前の事ですよね。看護師としてではなく、人間として。
日本と違いオーストラリアは人が充足しているのと国の経済状況にも余裕があるっていうのが根本にあるから仕方ないのかもしれません。
でも、もっと主張するべきところは主張していっていいと思うんです。
(もちろん権利を主張する際は義務は果たした上で…)
遠慮することや周りの目を気にすることはないと思うんです。
(もちろん日本人の調和を大事にする文化は大好きだし無くしたくない部分なので限度はありますが…)
日本は、労働者が自己犠牲を伴う事を【当たり前】だとみなされています。
どうして、風邪を引いて休みをもらうのに怒られないといけないんですか?
どうして、サービス残業が当たり前になっているんですか?
もちろん労働者はどんどん疲弊していきます。お局様もどんどん誕生します。
そんな状態や環境では患者さんや利用者さんを支える事は難しいですよね。
まずは自分たちが幸せである事を望んで良いと思うのです。
それこそが、自分と自分の周りを幸せに繋がります。
だから、自己中と思われようと、日本の当たり前をぶち壊すために私は伝え続けます。
いつか当たり前の事を当たり前に主張でき、生き生きと生活できる人が増えますように。
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