患者さんの退院について再考したこと

みなさん、こんばんわ。

精神科の療養病棟に勤めていると、患者さんに対する陰性感情が湧くことがあります。

たとえば、多飲水で水を飲まないように指導しても水を飲んでしまう。入浴を促しても入浴しない。昼間寝ているのに夜中は眠剤を希望する。退院をしてもすぐに断薬して入院してしまうなど。。。案外看護師の気持ちを裏切られるのが精神科の特徴かもしれません。それは、看護師が真面目に取り組んだ結果だからこそ、裏切られた気持ちになってしまうのだと思います。

 

さて、今日は、外泊に行った患者さんに、薬を一部渡し忘れてしまうということがありました。

本来なら、薬を準備した夜勤さんのミスであり、外泊のときに渡した看護師が確認を怠ったわけで、私は関係ないんです。が、たまたまリーダーだったということと、以前にも同じようなミスがあったため、私が仕事終わりに直接患者さんの家に行って謝罪してきました。薬は3日先のものなので、緊急性はないのですが、早めにお渡ししたいなと。

そんなわけで、仕事終わりに患者さんの家に行きました。

 

そこでは両親が対応してくれたのですが、なんだか病棟で面会している時と違くて、「普通の家で、普通に暮らす家族」なのです。当たり前なんですが、病棟で面会しているときは、ちょっと違和感のある家族なのですが、家で合うと、とてもとても普通な感じ。というか、とても普通で幸せそうな感じなのです。

薬渡して「今回はすみませんでした」と謝罪をし、帰ってきたんですが、本当に普通な感じでとても印象的でした。

 

今まで精神科で働いてきて、いろんな家族、患者を見てきましたが、患者さんが自宅に戻っているところは見たことがなかったんです。

本当に、どんな患者さんにも家族がいるわけだし、当たり前ですが、病気が発症するまでは幸せだったはずなのです。

今回の体験を通して、患者さんの退院というか、「家庭に戻ること」の大切さを知りました。

仕事上のミスではあるけど、非常に考えさせられる出来事でした。これが今後の看護に活かせればいいな。

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